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走馬灯
04:57
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人語は真空 呼吸器の危篤
ここで息が出来ないことに気付く
音楽はアーマー やっと息ができる
どれだけ深く潜っても
砂を手で掴んだような感覚
夜深く 抉り出す 後はないから
こそ戻りたいよ リタイア
デザイア 寝たいや
願いは 無いな
哺乳類の死骸に
心がザワつく夕下がり
考えてみたら意外に
死に馴染みなどありはしない
超科学的 君を支配
損得で感度を満たし
精神に異常を来し
本当にバカみたい
愛液に塗れた赤子
廃駅に紛れる魔物
端的に言や若造
この歳になってもまだ もう
だって子供でいたいもの
苦悩して得た解も
人を殺して得た愛も
今もこの命さえも
どこにも繋がらない回路
それならば尚のこといっそ
ありもしない嘘だったと
自分に言い聞かせた後
この世界に背を向けたい
人らしく 生きる日の美徳
すぐに息が詰まるほどにキツく
思い出すは彼方 ずっと綺麗なままでいる
冬の日の深い夜に
窓を開け放って歌う
すぐに肺が冷えて凍る
あの日の記憶もまた遠く
二度とない感情に竦む 心も
元々 ゼロと同等 だっていつ気付くんだ
モジュールの市街地
心が動くわけもないし
考えてみても痛いし
死はいつも隣にあり
そう憂うべき君の死体
その時の感情でナシ
迷信も信じればハッピー
本当は理解(わか)りたい
来世に期待した私の
来世に期待した私も
完璧に擬態した歌詞も
その時になってもまだ もう
待ってるだけじゃつらいもの
観覧席から眺めてた
私の超長編ムービー
散々コケにしても優に
想像を超えてきたgrooving
もう口頭だけじゃぬるいし
仮にもしも次があれば
ある日無垢な液体然と
この宇宙に飛び散りたい
地球のオゾンの籠の中
子宮の胡乱と加護と殻
この身ごと死に賭けてきたわ
とあるごと死にかけてきたが
この実態に対し純愛
生命への侮蔑と崇拝
形成した組織の醜態
轟音と共に散らす躯体
もう命など無意味なくらい
爆散した視覚と流体
攪拌 光 ダクト 周回
あぁ何もかもがめんどくさい
あと数十秒で終わるこの世界
また会える日が来るならオーライ
去来 怖いくらい暗い未来なら
この世界を
この世界を爆破したい
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2. |
nekomitaini
03:52
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ねこみたいにおよいで
さかなみたいにとんで
いしみたいにいきすって
ぼくみたいにあるいて
ねこみたいにおよいで
さかなみたいにとんで
いしみたいにいきすって
ぼくみたいにあるいて
猫みたいに泳いで
魚みたいに飛んで
石みたいに息吸って
僕みたいに歩いて
猫みたいに泳いで
魚みたいに飛んで
石みたいに息吸って
僕みたいに歩いて
へとへとへとになって
ふらふらふらになって
でもまだいきるなんて
ぼくがばかみたいだ
へとへとへとになって
ふらふらふらになって
でもまだいきるなんて
ぼくがばかみたい
ヘトヘトヘトになって
フラフラフラになって
でもまだ生きるなんて
僕が馬鹿みたいだ
ヘトヘトヘトになって
フラフラフラになって
でもまだ生きるなんて
僕が馬鹿みたいだ
へいきなふりをして
ごみみたいなおもいで
ぼくみたいにいきすって
ぼくはめをとじたい
平気なフリをして
ゴミみたいな思いで
僕みたいに息吸って
僕は目を閉じた
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3. |
285
04:26
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中指でふと右の眼球を抉り出した
バランスが取れない平衡感覚
劈くような痛み対後悔
中指でふと右の眼球を抉り出した
血塗れのベッドに転がった右目と半盲目
他人事に感じる号哭
繰り返し脳を突き上げる
鈍痛は回遊魚みたいに
脳の水槽に躯体を叩きつけて
回って身を投げた
切り離されたのは
かつてこの身と呼ばれた何か
あの光景もこの眼前の景色も
消せるならそれがいい
また口で意味の無い音と呼吸を繰り出した
考えて何か変わるの？
どうせまた忘れるよ
海の中で捉えた魚の目に映ったみたいに
色はなくて濁っていて
こんなのまるで 死を覗いたみたいだ
誰もいない世界
僕だけが正解
不愉快さえ文字に押し込んで
出られなかったワンルーム
救えない3分
繰り返しのしに飲み込まれた
誰もいないせいだ
僕のせいか
また全部やり直し
眼球の外周なぞるみたいに無意味で
ゴールは無くて
でも好きで
痛みたくて
これだけじゃ足りなくて
伸びた手が過ぎった左の目で
惨憺を噛み締めた
宇宙に収まりきらない水槽で
起こったひとつの世界
思い出してふと鏡に目を向けた
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4. |
おさかなハートマンが課題に追われる時のテーマ
06:06
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